Mi estas senŝtatano

国民国家に縛られず,国民国家を否定し,民衆の自由な結合をもとめて!「非国民=senŝtatano」でありつづけたいsovaĝkato(山猫)のブログ

このブログについて

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・Senŝtatanoとは?

 エスペラント(語)です.わたしは「非国民」でありたいと思っています.「非国民」をエスペラントに訳すのはけっこう難しいのです.

 "ne-naciano"では「民族の一員でない」意味合いが強いような気がします.そもそも「国民国家の成員」としての「国民」に"naciano"をあてるのは違うような気がします.

 よって"sen-naciano"もまた「非国民」の訳としては適当ではないと思います."nacio"を「国民」「国家」の意味で使用する傾向が強く,いろいろな言語でも「民族」-「国家」-「国民」として(派生語としても)混同しているわけですが,"nacio"は「民族」であり,「民族」とは一定の文化・言語・生活習慣などを共有する人間集団とその個人を指すものであり,民族=国民とは違うと思うのです.このあたりはまた別の記事で書きたいのですが,以上から"ne-naciano"も"sen-naciano"も,わたしの思う「非国民」の訳としてはありえません.

 "ŝtato"これが現代世界の「国家」にぴったりくるのではないでしょうか.そこで"ne-ŝtatano"とすると「国民ではないー国籍を持ってない」ような意味に感じます.今の日本にも多くの外国籍のひとたちが生きています.漢字の字面だけであれば「非国民=国民に非ず」の訳として"ne-ŝtatano"も間違いではありませんが,わたしの目指す「非国民」は,日本国籍を持つ両親のもとに生まれ,日本国籍を有しているにもかかわらず「あるべき国民像」―エセ愛国者たちの望む姿―を否定したい,そんな「国民」にはなりたくないということです.

 エセ愛国者たちの言う姿が「国民」ならばそんな「国民性」は持ちたくない.そんな「国民性」を持たない者を「非国民」と言うのなら「国民」と呼ばれなくてもけっこう.そういう意思からすると"sen-ŝtatano"が一番ぴったりとした訳ではないかと思うのです.

 よってブログの表題は"Mi estas senŝtatano(わたしは「非国民」です"としました.

 

・ANTI-FAŜISTA AGADO ESPERANTISTA

 いわゆる"Antifa"(アンチファシズム)行動のエスぺランティスト版です.とはいえ組織ではありませんし現状わたしひとりがそう名乗っているだけです.今後も組織化する気もありませんので,エスぺランティストで"ANTI-FAŜISTA AGADO"に賛同する人・行動する人は勝手に名乗っていただいて結構です.気に入ったらロゴを複製していただいても結構です.

 

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